クラウド型防犯カメラとは?従来型カメラとの違いをわかりやすく解説

CLOUD SECURITY CAMERA
「防犯カメラって、もっと簡単に管理できないの?」

拠点ごとにカメラやレコーダーを管理する。そんな従来の防犯カメラの考え方が、クラウドによって変わり始めています。

皆さんこんにちは!OpenKanalのTogoです。

Wi-Fiやネットワーク機器では、クラウドから複数拠点をまとめて管理することが珍しくなくなりました。

そして今、防犯カメラの世界でも同じように、 「各拠点の設備を現地で管理する」から「クラウドからまとめて管理する」 という考え方が広がっています。

☁️ クラウド型カメラって
そもそも何?
📹 従来型のカメラと
何が違う?
🏢 複数店舗だと
何が便利になる?

今回は、クラウド型防犯カメラとはどのようなものなのか、 従来型との違いをできるだけシンプルに解説します。

1. 従来型の防犯カメラは「拠点ごとに管理」が基本

まず、これまで一般的だった防犯カメラの構成を見てみましょう。

店舗やオフィスにカメラを設置し、その映像を NVR(Network Video Recorder)やDVRなどのレコーダーに保存する 構成です。

従来型カメラのイメージ
📹 カメラ 店舗・オフィスに設置
→
🗄️ NVR / DVR 映像を保存
→
🖥️ モニター・PC 映像を確認

映像を録画して、何かあったときにレコーダーから過去の映像を確認する。 防犯カメラと聞いて、このようなシステムをイメージする方も多いのではないでしょうか。

1店舗だけであれば、それほど複雑には感じないかもしれません。

ところが、店舗が増えてくると話が変わります。

店舗が増えると、管理する環境も増えていく
🏪 東京店
カメラ + レコーダー
🏪 大阪店
カメラ + レコーダー
🏪 福岡店
カメラ + レコーダー
「店舗ごとに防犯カメラがある」
これが従来型のカメラシステムを考えるうえで、一つの分かりやすいイメージです。

2. クラウド型になると何が変わる?

クラウド型防犯カメラでは、この考え方が変わります。

各店舗にあるカメラを、インターネットを通じて クラウド上の管理画面からまとめて管理 できるようになります。

複数店舗のカメラをクラウドで一元管理

📹 📹 📹 東京店
📹 📹 大阪店
📹 📹 📹 福岡店
↓
☁️ CLOUD MANAGEMENT ↓
💻 本社のPC
📱 スマートフォン

東京の本社にいながら大阪店のカメラを見る。

出張中にスマートフォンから店舗を確認する。

東京、大阪、福岡のカメラを同じ管理画面から確認する。

新しい店舗をオープンしたら、その店舗のカメラも同じ環境に追加していく。

つまり、カメラが置かれている「場所」から、カメラの「管理」を切り離せるようになります。

これがクラウド型防犯カメラの大きな特徴です。

3. 「クラウド型=映像を全部クラウドに保存」ではない

ここは少しだけ仕組みの話です。

「クラウド型防犯カメラ」と聞くと、 撮影した映像を24時間ずっとインターネット経由でクラウドへ送っている、 というイメージを持つかもしれません。

しかし、必ずしもそうではありません。

現在では、 カメラ本体に映像を保存しながら、管理にはクラウドを活用する という仕組みもあります。

代表的なのが「Hybrid Cloud(ハイブリッドクラウド)」という考え方です。

従来型

レコーダー中心

📹 カメラ ↓ 🗄️ レコーダー ↓ 🖥️ 管理
VS
HYBRID CLOUD

カメラ + クラウド管理

📹 カメラ ↕ ☁️ クラウド ↕ 💻 📱 管理

例えばVerkadaでは、カメラ自体にストレージを搭載して映像を保存しながら、 クラウド上の管理プラットフォームからカメラへアクセスします。 NVRやDVRなどの専用レコーダーを必要としない構成です。

「クラウド型」と聞いて難しく考える必要はありません。
大切なのは、防犯カメラをクラウドから管理できるようになるということです。

4. クラウド型になると、防犯カメラの使い方が変わる

ここがクラウド型の面白いところです。

単に「遠隔から映像が見られる」というだけではありません。

防犯カメラそのものの使い方が変わってきます。

💻

本社から店舗を見る

各店舗へ行かなくても、離れた場所からカメラを確認できます。

📱

外出先から確認する

必要なときにスマートフォンなどからカメラへアクセスできます。

🏪

新しい店舗を追加する

店舗が増えても、同じクラウド管理環境へカメラを追加していけます。

📹

複数拠点をまとめて見る

各店舗を個別の設備としてではなく、会社全体のカメラとして管理できます。

こうなると防犯カメラは、 「何か事件が起きたときに録画を見るための設備」 だけではなくなります。

「店舗やオフィスの状況を、離れた場所から確認・管理するためのツール」へ。

防犯カメラを使う頻度そのものが変わる可能性があります。

5. 5店舗、10店舗になるとクラウドのメリットがさらに分かりやすい

特にクラウド型と相性がいいのが、 複数の店舗やオフィスを運営している企業です。

1店舗なら、その店舗のカメラだけを考えればいいかもしれません。

しかし、3店舗、5店舗、10店舗、20店舗と拠点が増えていくと、 「各店舗にどんなカメラが付いているか」だけではなく、 会社としてどう管理するかが重要になってきます。

1店舗
📹 📹 📹 📹 📹
10店舗
📹 📹 📹 📹 📹 📹 📹 📹 📹 📹 📹 📹 📹 📹 📹 📹 📹 📹 📹 📹
☁️ 何台に増えても「会社全体のカメラ」としてクラウドから管理

例えば10店舗にそれぞれ10台のカメラがあれば、合計100台です。

100台のカメラを「10店舗それぞれの設備」として管理するのか。

それとも、 「会社全体の100台のカメラ」としてクラウドからまとめて管理するのか。

この違いは大きいと思います。

ネットワークも同じです。

店舗が増えるたびにWi-FiやFirewallを個別に管理するより、 本社のIT担当者がクラウドから複数拠点をまとめて管理できた方が運用しやすくなります。

「店舗ごとに防犯カメラを持つ」から
「会社全体でカメラを管理する」へ。

これが、クラウド型カメラの大きな魅力です。

6. カメラを設置するためのシステムもシンプルになる

もう一つ注目したいのが、 カメラの裏側に必要なシステムです。

従来型では、カメラだけではなく、映像を保存するNVR/DVRやサーバーなどを含めて システムを考える必要があります。

当然、それらの機器にも設置場所が必要です。

一方、Hybrid Cloud型のカメラでは、 こうした専用レコーダーをなくせる製品があります。

カメラシステムの考え方をシンプルに
従来型
📹 カメラ
↓
🗄️ NVR / DVR
↓
🖥️ 管理システム
Hybrid Cloud型
📹 カメラ
↕
☁️ Cloud Management
↕
💻 📱

例えばVerkadaのカメラはオンボードストレージを搭載しており、 NVR/DVRやオンプレミスのサーバーを必要としません。 カメラはPoE接続で導入でき、ソフトウェアやファームウェアの更新もクラウド経由で行われます。

カメラを増やすたびに、 「レコーダーの容量は足りる?」 「サーバーを追加する必要はある?」 と考える従来の発想から、

必要な場所にカメラを追加し、クラウド上の管理環境へ加えていく。

そんな考え方へ変えることができます。

これは新しい店舗を継続的に出店する企業にとっても、非常に分かりやすい仕組みです。

7. クラウド型カメラの代表例「Verkada」

クラウドから防犯カメラを管理するという考え方自体は、 最近突然登場したものではありません。

例えばCisco Merakiにも「Meraki MV」というクラウド管理型のスマートカメラがあり、 カメラ本体への映像保存とMeraki Dashboardによるクラウド管理という アーキテクチャを採用しています。

そして現在、OpenKanalがクラウド型物理セキュリティの分野で 特に注目しているのがVerkadaです。

HYBRID CLOUD PHYSICAL SECURITY

Verkada

カメラ本体に映像を保存しながら、クラウド上のプラットフォームから 複数拠点のカメラをまとめて管理するHybrid Cloud型の物理セキュリティです。

📹 On-device
カメラ本体に映像を保存
☁️ Cloud
クラウドから一元管理
💻 📱 Anywhere
PC・スマートフォンから確認

NVRやDVRを必要とせず、Webブラウザやスマートフォンからカメラへアクセス。 さらに、複数拠点に設置されたカメラを一つのプラットフォームから管理できます。

そしてVerkadaの面白いところは、クラウドで管理できるのが「カメラだけ」ではないことです。

アクセスコントロールやアラームなど、 物理セキュリティのさまざまな領域を同じクラウドプラットフォームから管理するという 考え方まで広がっています。

ここまで来ると、単なる「防犯カメラ」というより、

企業の物理セキュリティをクラウドから管理するプラットフォーム

という考え方に近くなってきます。

Verkadaについては、別の記事で詳しく紹介したいと思います。

まとめ|防犯カメラも「録画する設備」から「クラウドで管理するITシステム」へ

これまでの防犯カメラは、

これまで
カメラで撮影 → レコーダーに保存 → 何かあったら映像を見る
クラウド型
複数拠点のカメラを、場所を問わずまとめて管理
店舗が増えたら
新しい店舗のカメラも同じクラウド管理環境へ追加
管理の考え方
「店舗ごとの設備」から「会社全体のITインフラ」へ

もちろん、防犯カメラの基本的な役割は今も変わりません。

しかしクラウドを活用することで、その管理方法は大きく変わっています。

複数店舗のカメラをまとめて見る。

本社や外出先から確認する。

新しい店舗が増えたら同じ管理環境へ追加する。

カメラやシステムの状態を離れた場所から管理する。

こう考えると、防犯カメラも企業のITインフラの一つになってきていることが分かります。

これから新しく防犯カメラを導入する企業や、既存システムが更新時期を迎えている企業であれば、 クラウド管理型のカメラはぜひ検討したい選択肢です。

ネットワークをクラウドから管理するように、 防犯カメラもクラウドから管理する。

5店舗、10店舗と事業が拡大していく企業ほど、 そのメリットを感じやすくなるのではないでしょうか。

「自社のカメラもクラウド化できる?」

OpenKanalでは、Verkadaをはじめとしたクラウド型物理セキュリティについて、 ネットワーク環境も含めてご相談いただけます。

  • 今使っているカメラをそろそろ更新したい
  • 複数店舗のカメラをまとめて管理したい
  • クラウド型にすると今の環境から何が変わる?

OpenKanalへ相談する →
※本記事は2026年9月時点のメーカー公式情報をもとに作成しています。 製品仕様・提供機能等は変更される場合があります。
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